イベントの成功には、効果的な集客が欠かせません。本記事では、イベントに多くの参加者を集めるための基本的な施策や事前準備のコツ、具体的な告知方法について詳しく解説します。これらのポイントを参考に、集客力を高めてイベントを成功へと導きましょう。
目次
- 成功するイベント集客の基本
・イベントの目的をはっきりさせる
・ターゲットと参加するメリットを明確にする - イベント集客の告知方法
・SNSを活用する
・オウンドメディアに掲載する
・イベント告知サイトに掲載する
・特定の地域ではオフラインも有効 - 成功するイベント集客のコツ
・アクセスのよい会場を選ぶ
・多くの参加が見込める日時を選ぶ
・オンラインでも参加可能にする
・事前決済や予約システムを導入する
・キャッシュレス対応可能にする - Squareでイベントを成功させよう
・Square リンク決済で事前決済を楽に
・Square 予約で受付を楽に
・事前決済で無断キャンセルを防げる
・リマインドメールで参加率を上げられる
・キャッシュレス決済の導入コストは端末費用のみ
・最短即日から開始できる - まとめ
成功するイベント集客の基本
イベント集客を成功させるためには、まず基本をしっかりと理解することが重要です。ここでは、イベント集客で押さえておくべき基本的なポイントを紹介します。
イベントの目的をはっきりさせる
イベントを企画する際、最初に明確にすべきはその目的です。たとえば、新規顧客の獲得、自社ファンの構築、商品やサービスの認知度向上、購買意欲の向上など、具体的な目標を設定しましょう。「参加者にどのような行動を促したいのか」を考えて目的をはっきりと定めると、実施すべき内容やターゲットが明確化できます。
ターゲットと参加するメリットを明確にする
若年層、シルバー層、ファミリー層など、ターゲットとなる顧客層を明確にします。年齢や性別だけではなく、地域や学歴、興味や関心、所得、企業なのか一般ユーザーなのかなど、多様な切り口で検討することが重要です。
また、ターゲットがイベントに参加して得られるメリットを具体的に示すことで、参加意欲を高めることができます。たとえば、最新情報の提供、特別な体験、限定商品の提供など、ターゲットが魅力に感じるメリットを考えましょう。
イベント集客の告知方法
効果的な告知は、イベント集客の成否を左右します。以下に、具体的な告知方法を紹介します。
SNSを活用する
InstagramやFacebook、X(旧Twitter)、YouTube、TikTok、LINEなど、SNSは現代の情報発信に欠かせないツールです。ただし、複数のSNSをイベント集客に活用する場合、同じ文面を各SNSで使い回すのは厳禁です。どの層に向けて発信するのかを考えて、プラットフォームごとに適した投稿文を検討しましょう。
また、最後に「購入はこちら」「詳細はプロフィールへ」など、次のアクションを促したり、「いいね」「コメント」「シェア」を促し、イベントのさらなる拡散やフォロワーとの関係を強化する表現を盛り込んだりすることもポイントです。
集客では映える動画が重要です。ストーリーズでカウントダウンを設定して期待感を高めたり、リール動画でイベント内容を簡単に紹介したりするとより効果的です。
🎉【◯◯イベント2025 開催決定!】🎉
今年もやってきました✨️◯◯業界最大級のイベント🔥
💡ここでしか聞けない最新情報
🔐限定グッズ&特典プレゼントあり!
🗓️開催日:2025年◯月◯日
📍会場:◯◯ホール
🎟️早割チケット販売中!
詳しくはプロフィールのリンクをチェック✅️
#イベント情報 #参加者募集中 #◯◯フェス
「イベントページ」などで、イベントの詳細な情報が掲載できます。イベント開催までのエピソードや過去の参加者の声などで信頼感を高めると集客につながりやすいでしょう。
📢【◯◯イベント2025 開催決定!】
今年も業界最大級のイベント「◯◯フェス」を開催します✨️
✅️日程:2025年◯月◯日
✅️会場:◯◯ホール
✅️内容:豪華ゲストによるトークショー、限定グッズ販売、体験ブースなど!
参加希望の方は「参加予定」をクリック!👇️
🎟️早割チケットはこちら:[URL]
📢友達にもシェアして、一緒に楽しみましょう!
X(旧Twitter)
イベント公式ハッシュタグを作成して、複数の投稿に一貫性を持たせるのがおすすめです。リアルタイム情報など140文字以内で要点をまとめて、いいねやリツイートを呼びかけましょう。
🎊【#◯◯フェス2025 開催決定】🎊
🗓️◯月◯日
📍◯◯ホール
💡豪華ゲスト登場!限定グッズ販売&体験ブースあり🔥
🎟️早割チケット販売中▶[URL]
みんなで盛り上がろう✨️ #イベント情報 #参加者募集中
オウンドメディアに掲載する
自社のホームページやブログ、メルマガなどのオウンドメディアでは、既存の顧客やファンに直接詳細な情報が伝えられます。
ホームページ
ホームページでは、特設ページを作成するのがおすすめです。イベントの魅力をわかりやすく伝えて申し込みへスムーズに誘導しましょう。
- キャッチコピーやメインビジュアルなどファーストビューで興味を引きつける
- 「今すぐ申し込む」「チケットを予約する」などのボタンを目立つように配置する
- 「〇〇フェス2025とは?」「開催日」「会場」「チケット料金」など、イベントの詳細を分かりやすく整理する
- 訪問者が迷わず申し込めるように申し込みの手順を整理する
- 参加メリット・特典、FAQ、SNSやメルマガ登録への誘導などを掲載する
メルマガ
メルマガは、既存顧客などすでに興味を持っているユーザーに情報を届ける手段として有効です。定期的に情報を配信し、参加を促すほか、読者限定の特典情報なども有効です。
件名:【限定特典あり】〇〇フェス2025 早割チケット販売開始!
■ メルマガ読者限定特典
本メールから「早割チケット」を購入された方には、イベント当日に特別ノベルティをプレゼント。
数に限りがありますので、お早めにお申し込みください。
ブログ記事
ブログ記事は、イベントの目的や内容を詳しく説明するはもちろん、SEOを意識した記事を投稿することで、検索エンジン経由での新規顧客の獲得も期待できます。
イベント告知サイトに掲載する
イベント告知サイトには、イベントを探しているユーザーが多く訪れるため、特定のコミュニティーや興味を持つユーザーにリーチすることが可能です。
- こくちーずプロ:無料でイベント告知が可能。ジャンル、エリアなどからさまざまなイベントが検索できる
- Peatix:エンタメ、ライフスタイル、ビジネスなどコミュニティーごとにイベントが告知できる
- EventBankプレス:無料で利用でき、ウェブメディアやアプリなど複数のメディアに告知内容が配信・掲載される
特定の地域ではオフラインも有効
特定の地域での集客を目指す場合は、チラシやフリーペーパー、ポスターなどのオフライン媒体の活用も効果的です。地域の特性やターゲット層に合わせて、適切な媒体を選択することが重要です。たとえば、地域のコミュニティー誌やフリーペーパーに広告を掲載することで、地元の人々に情報を届けることができます。また、店舗や公共施設にチラシを設置することも有効です。
成功するイベント集客のコツ
成功するイベントを実現するためには、告知だけでなく、開催の環境や利便性を考慮することも重要です。
アクセスのよい会場を選ぶ
会場の立地は、参加率に大きく影響します。参加者が全国から集まるイベントであれば、ターミナル駅や空港などからアクセスしやすい場所が便利です。また、有名な歴史的建造物などでイベントを行う「ユニークベニュー」を選択するのも効果的です。
リアル開催のイベントにおける注意点
- 公共交通機関からのアクセスが良い場所を選ぶ
- 駐車場の有無の確認
- 会場周辺の飲食店や宿泊施設の有無
多くの参加が見込める日時を選ぶ
イベントの開催日程を決める際は、ターゲット層に合わせた曜日・時間帯の設定が欠かせません。また、ターゲットのライフスタイルや他のイベントとの競合を考慮することも重要です。他のイベントと重ならないように事前調査したり、年度末や繁忙期は避けたりして、参加しやすい時期を選びましょう。
オンラインでも参加可能にする
ZoomやGoogle Meetなどのオンライン会議ツールを活用したイベントも増えてきています。オンライン開催は比較的参加のハードルが下がりますが、リアルとオンラインのハイブリッド型で開催する場合には、両方の準備が必要です。
オンライン開催のイベントにおける注意点
- インターネット回線の安定性を確認
- 会場とオンライン参加者、双方の音や映像を送受信する機材が扱える人材の確保
- 録画配信し、後日視聴できるようにする
事前決済や予約システムを導入する
参加者の利便性を高めるためには、事前決済システムやオンライン予約システムの導入が便利です。システムの活用で申し込みのハードルが下がり、スムーズな運営が目指せます。また、無断キャンセルを減らして、運営の負担を軽減することも可能です。
キャッシュレス対応可能にする
当日決済が必要なイベントでは、キャッシュレス決済を導入することで利便性を向上させましょう。
飲食店ブースや小売店の物販エリアでは、現金のみの対応だと会計に時間がかかり、混雑の原因になります。QRコード決済やクレジットカード払いに対応することで、スムーズな会計が可能になります。特に大規模イベントではキャッシュレス化が求められるため、会場のインターネット環境を整え、通信トラブルのリスクを抑えることも重要です。
Squareでイベントを成功させよう
Squareには、イベント集客・運営の効率化をサポートするツールが揃っています。
Square リンク決済で事前決済を楽に
Square リンク決済は、オンラインのみのイベント集客やイベント日時が1回のみの場合におすすめの決済方法です。決済リンクを発行して事前決済を促すことで、当日の混乱を防ぎ、スムーズな運営が可能になります。
特にオンライン開催の場合、決済ページにイベント参加用のURLを記載できるため、参加者にとって分かりやすく、申し込みから参加までの流れをスムーズに整えることができます。さらに、SNSやメールを活用して決済リンクを共有することで、事前決済を促して当日の運営負担を軽減が図れます。
Square リンク決済は月額固定費なし、決済手数料の3.6%のみで利用できます。
Square 予約で受付を楽に
複数日程のイベントを開催する場合は、Square 予約の「クラス予約機能」を活用すると、効率的に予約管理ができます。Square 予約の有料プランで利用可能です。
参加者は、予約サイトのカレンダーから希望する日程を選択できるため、予約手続きがスムーズになります。また、自動リマインダー機能を活用すると、イベント直前の通知を自動送信できるため、参加率の向上にも役立ちます。
Square 予約は事前決済も可能で、受付業務の負担が大幅に削減できます。イベントの開催日程が複数ある場合や、対面・オンラインの両方で受け付けたい場合に最適です。
事前決済で無断キャンセルを防げる
イベント運営において、無断キャンセルは大きな課題の一つです。特に無料イベントでは、参加者が気軽に申し込めるため、当日の欠席が多くなりがちです。また、有料イベントでも現地決済(後払い)にしている場合、参加者が来なければ会場費や備品のコストが無駄になり、他の参加希望者の機会損失にもつながります。
こうした課題を解決するには、事前決済の導入が有効です。Square リンク決済やSquare 予約はどちらも事前決済が可能です。これにより参加者の意識を高めて、直前のキャンセルによる損失が最小限に抑えられます。また、Squareの決済端末と組み合わせることで、当日の受付業務を効率化し、スタッフの負担を軽減することも可能です。
リマインドメールで参加率を上げられる
イベントに申し込んだものの、予定を忘れてしまって当日参加できなくなるケースは少なくありません。こうした事態を可能な限り防ぐためには、リマインドメールの活用が有効です。事前に通知を送ることで、参加者にイベントを再確認してもらい、欠席を防ぐとともに、イベントの成功率を高めることができます。
Square 予約には、リマインドメールを自動送信する機能が搭載されており、参加者にイベントの日時や詳細を事前に通知できます。
一方で、Square リンク決済では決済時に参加者のメールアドレスが収集できます。そのため、手動でリマインドメールを送ることが可能です。事前にメールを送ることで、参加者はイベント直前にスケジュールを確認できるため、出席率の向上が図れます。
キャッシュレス決済の導入コストは端末費用のみ
イベントでキャッシュレス決済を導入すると、参加者の利便性向上と運営の効率化を同時に実現できます。参加者も運営側も現金管理が不要になるため、会計スピードが向上し、混雑の緩和や売り上げの最大化が図れます。
Squareのキャッシュレス決済端末は、月額料金がかからず、端末費用のみで導入可能です。クレジットカードや電子マネー、QRコード決済に対応しており、特に現地決済が必要なイベントや当日のグッズ販売がある場合に最適です。専用端末を購入するだけで利用を開始できるため、導入コストを抑えつつ、決済環境の利便性を大幅に向上させることができます。
最短即日から開始できる
Squareの各機能は、申し込み後すぐに利用を開始できるため、急なイベントにも対応可能です。アカウント開設が完了すれば、最短即日で一部クレジットカードによる決済を受け付けることができます。
特に、直前に決まったイベントや短期間で準備が必要な催しでは、スピーディーな決済システムの導入が重要です。急なイベントでもスムーズな決済環境を整える選択肢の一つとして、Squareの決済サービスを活用してみましょう。
まとめ
イベントの成功には、効果的な集客と運営の工夫が不可欠です。SNSやオウンドメディアを活用した告知、Squareなどの決済ツールの導入を組み合わせることで、スムーズな運営が可能になります。ターゲットに合った施策を実施し、成功するイベントを実現しましょう。
Squareのブログでは、起業したい、自分のビジネスをさらに発展させたい、と考える人に向けて情報を発信しています。お届けするのは集客に使えるアイデア、資金運用や税金の知識、最新のキャッシュレス事情など。また、Square加盟店の取材記事では、日々経営に向き合う人たちの試行錯誤の様子や、乗り越えてきた壁を垣間見ることができます。Squareブログ編集チームでは、記事を通してビジネスの立ち上げから日々の運営、成長をサポートします。
執筆は2025年2月25日時点の情報を参照しています。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。Photography provided by, Unsplash