ブラウザ決済の利用をはじめる
Squareのブラウザ決済を使うと、ノートパソコンやデスクトップパソコンのウェブブラウザから、クイックチャージや商品別売上カートの作成を行えます。ブラウザ決済は、リモートで請求する場合や、電話でお客さまと通話しながらカード決済を受け付ける場合に最適です。また、ブラウザ決済を使って対面決済をワイヤレスでスムーズに行えるよう、Square ターミナルをブラウザ決済と連携させることも可能です。
ご注意:ブラウザ決済には、対応ブラウザ(Google Chrome、Safari、Firefox、Microsoft Edgeなど)をご利用ください。
料金
決済手数料は、すべてのカードで取引ごとに3.75%です。
詳しくは、Squareの決済手数料をご覧ください。
ブラウザ決済で支払いを受け付ける
カード情報、保存済みカード情報、またはギフトカードを手入力する、および現金やその他の支払方法による取引を記録するには、以下の手順を行います。
ブラウザ決済の概要ページから、[支払いの受付] を選択します。
[クイックチャージ ] または [商品別売上] を選択します。
「取引の詳細」では、任意金額の入力、商品ライブラリの検索、商品の新規作成、バーコードのスキャンなどを行えます。いずれかの方法で、金額を指定するか商品を追加します。
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該当する場合は、関連するディスカウント、サービス料を追加します。
任意:お客さま向けにメモを追加することもできます。文字制限は500文字です。
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「支払いの詳細」で、支払方法を選択します。なお、個別精算を利用すると複数の支払方法を利用して支払いを受け付けできます。
任意:顧客情報を売上に追加することもできます。
取引の詳細を確認したら、[お会計] をクリックします。
「決済が記録されました」と表示されたら、メールまたはSMSで電子レシートをお客さまに送信できます。プリンターやSquare ターミナルをブラウザ決済に連携している場合は、レシートを印刷することもできます。
取引履歴の確認、確認メールの送信、払い戻しの手続きは、ブラウザ決済の概要ページから行えます。
定期支払いを設定する
「決済が完了しました」というメッセージが表示されたページで [これを定期支払いにする] をクリックすると、この金額を定期的にお客さまに自動請求できます。
オープンオーダーを作成する
オープンオーダーとは、文字通り注文伝票を開いたままの状態にできる注文のことで、予定された時刻にお客さまが商品を受け取ると完了します。お客さまは対面で決済できるほか、保存済みカード情報や決済リンクを使って支払うことも可能です。
オープンオーダー(店舗受け取り)を作成するには、以下の手順を行います。
Square データにログインし、[注文] をクリックします。
[注文を作成] をクリックして、注文の詳細を追加します。
「支払いの詳細」で [顧客情報を追加] をクリックします。これは注文を行う/支払うお客さまであり、デフォルトで受取人として指定されます。
「お届け方法の詳細」で [受け取りを追加] をクリックします。
氏名と受け取り日時を入力して [完了] をクリックします。受取人が「支払いの詳細」のお客さまと異なる場合は、氏名を変更できます。
[注文を作成] をクリックします。
オープンオーダーまたは支払いの受付の情報を編集する
Square データの注文管理ページでは、すべてのオープンオーダーを確認できます。注文内容を編集する、または注文の支払いを受け付けるには、以下の手順を行います。
注文ステータスの横にある3点アイコンをクリックして、[詳細を表示] を選択します。
この画面で3点アイコンをクリックすると、注文を「対応中」、「準備完了」または「受け取り済み」のいずれかに設定できます。
[編集と支払い] をクリックして支払い手続きを行うか、注文に変更を加えます。ご注意:単位品目や受け取りの詳細を編集できるのは、注文が未払いの場合のみです。
キーボードショートカット
ブラウザ決済をスピーディーに行えるキーボードショートカットをご紹介します。
金額を入力するか、商品ライブラリから商品名を入力してEnterキーを押すと、売上に自動的に追加されます。
カート作成後、「商品または金額を追加」フィールドでEnterキーを押すと、支払いの詳細画面が表示されます。
ご希望の支払方法が表示されるまでTabキーを押し、その後Enterキーを2回押すと、支払方法の選択が完了します。
支払方法の追加
ブラウザ決済では、取引を数回に分けて支払うことができます。お客さまのお会計時に次の手順を行います。
- ブラウザ決済からお会計フローに進みます。
- お会計フローを続けます。
- 「支払いの詳細」から、[個別精算] をクリックします。
- 最初のお取引額を入力します。[カード情報を手入力]、[ギフトカード情報を手入力]、[現金での支払いを記録]、[その他の支払いを記録] のいずれかを選択できます。お客さまの情報保存済みカードに請求する場合は、必ず売上にお客さまを追加してください。また、Square ターミナルとブラウザ決済を連携させて対面でタッチ決済を受け付けることもできます。[次へ] をクリックして残りの決済プロセスを行います。
- また金額や支払方法を変更する場合は、個別精算を編集したり、完了した決済をキャンセルしたりするオプションもあります。支払方法の1つをキャンセルする場合は、全体が無効にならないよう、必ず売上を完了させてから行ってください。キャンセルするには、[個別精算をリセット] をクリックします。
- 決済に失敗した場合は、支払いの詳細を確認してもう一度お試しください。
- 売上全体のお会計が完了するまで、個別精算の手順を繰り返します。売上が完了すると、メールまたはSMSで電子レシートをお客さまに送信できます。
ブラウザ決済を使用すると、パソコンから定期支払いを設定でき、業務の効率化を図ることができます。作業時間の短縮が期待できるほか、期日通りに支払いも完了できるので、資金繰りの見通しがつきやすくなり、お客さまとの関係強化にもつながります。定期支払いは、任意の金額または商品別売上のいずれの場合でも、リピーターさま向けに簡単に設定できます。
ブラウザ決済で定期支払いを受け付けるには、有効なメールアドレスと保存済みカード情報でお客さまを追加してください。保存済みカード情報による決済手数料は取引ごとに3.75%です。
ご注意:定期請求書の初回請求は、ブラウザ決済でただちに実行されます。以降の請求はすべて定期送信の請求書で行われます。請求書はSquare データの「請求書」セクションで管理できます。これで、お客さまに対して電子レシートが発行され、それ以降も請求が定期送信されます。
詳細については、ブラウザ決済で定期支払いを予約するをご覧ください。
定期支払いの設定は、Square データからいつでも確認、管理できます。手順は次のとおりです。
- [請求書] にアクセスします。
- [定期送信] をクリックします。
- 一覧から任意の定期請求書を選択して、詳細の表示、編集、終了を行います。
詳細については、ブラウザ決済で定期支払いを予約するをご覧ください。
ノートパソコンまたはデスクトップパソコンのブラウザ決済を、1台または複数のSquare ターミナル端末にワイヤレスで接続すると、対面でタッチ決済を受け付けられます。
詳細については、Square ターミナルをブラウザ決済と連携させるをご覧ください。
ブラウザ決済の設定を行う
ブラウザ決済の概要ページには、特定の店舗で行われたすべての取引が表示されます。店舗を切り替えるには、店舗のドロップダウンメニューを使用します。
取引を絞り込むには、[取引履歴にフィルターを適用] ドロップダウンメニューを使用します。日付範囲や取引の種類に基づき、取引を簡単に検索できます。
特定の取引を選択すると、詳細を表示できるほか、レシートを送信したり払い戻しを行ったりできます。
ブラウザ決済の概要ページから [設定] > [お会計] の順に進み、デフォルトの取引の種類を設定し、サービス料を有効/無効にします。
受け付ける支払方法をカスタマイズし、必要に応じて並べ替えてください。有効または無効にした支払方法は、ブラウザ決済の支払いの詳細に反映されます。
お客さまがSquare加盟店さまから購入すると、その取引はカードご利用明細にID記述子で表示されます。デフォルトでは、これらの記述子はSQで始まり、続いてBUSINESS_NAMEが表示されます。
ブラウザ決済には「明細用ID」フィールドがあり、注文ごとにこの記述子をカスタマイズできます。お会計中に最大20文字の記述子を入力すると、加盟店さまでの購入をお客さまが後ほど確認しやすくなります。
この機能にご興味をお持ちの場合は、Squareの営業チームまでご連絡ください。アカウント上で有効にさせていただきます。
ブラウザ決済での支払い受付にサービス料を加算するには、以下の手順を行います。
- Square データで、[設定] > [アカウントと設定] の順に進みます。
- [事業または店舗の情報] > [サービス料] の順に選択し、[サービス料を登録] をクリックしてサービス料の情報を入力します。
- サービス料の名称(梱包料など)を入力してください。
- 割合または定額を入力します。
- サービス料を課税対象にするかどうかを選択します。
- このサービス料を適用する店舗(複数可)を選択し、[保存] をクリックした後 [追加] を選択します。
登録したサービス料を売上に加算するには、以下の手順を行います。
- Square データで、[ブラウザ決済] > [支払いの受付] の順に選択します。ブラウザ決済が表示されない場合は、[支払い] > [ブラウザ決済] > [支払いの受付] の順に選択します。
- [商品別の売上] を請求するか、[クイックチャージ] の手続きを行うかを選択します。「取引詳細」で、購入商品を選択するか、請求金額を手入力します。ご注意:商品名をクリックすると、各商品に適用される税金を編集できます。
- [サービス料を追加] を選択します。
- 作成したサービス料を選択するか、サービス料を登録します。
重要:サービス料の設定を進める前に、サービス料の加算について必ずお客さまに案内してください。
- [追加] をクリックして売上にサービス料を加算し、支払いの詳細、お客さまの情報を入力し、支払方法を選択します。
ご注意:[サービス料をさらに追加] を選択し、売上に複数のサービス料を加算してこのプロセスを繰り返すことができます。 - [お会計] をクリックして、適用される税金やサービス料を含む合計額を請求します。このサービス料は、お客さまの請求書とレシート、および加盟店さまのレポート詳細に単位品目として表示されます。
免責事項:本ガイダンスは一般的なものであり、法務上、税務上、またはその他の専門的な助言を提供するものではありません。ご自身の法務上の義務または関連情報を入手する方法がご不明な場合は、専門家に相談することをお勧めします。
スタッフにブラウザ決済へのアクセスの許可は、アクセスプラスで設定できます。この設定をする前に、少なくとも1名のスタッフを登録してください。
お客さまの情報を保存して、ブラウザ決済を使って保存済みカード情報でお会計するスタッフには、アクセス権限設定で以下のアクセス権限を有効にしてください。
- 顧客リストデータの表示、編集、作成、削除
- 顧客カード情報の追加、削除
- ブラウザ決済の使用
スタッフにブラウザ決済へのアクセスを許可するには、次の手順を行います。
- Square データから [スタッフ] > [スタッフ] > [アクセス権限] の順に進みます。
- このスタッフに割り当てるアクセス権限設定を選択します。
- 「ブラウザ決済を使用」にチェックを入れます。該当する場合、「顧客カード情報の追加・削除」および「顧客リストデータの表示、編集、作成、削除」にチェックを入れると、このスタッフがブラウザ決済を使用してカード情報を保存したり、情報を保存済みのカードに請求したりできます。
- [続行] をクリックし、このスタッフにアクセス権限が適用されるアクセスポイントを選択します。
- [保存] をクリックします。
ご注意:アクセス権限設定に対する変更は、そのアクセス権限設定に割り当てられたすべてのスタッフに適用されます。詳細については、アクセス権限設定とアクセス権限の管理をご覧ください。
スタッフにブラウザ決済へのアクセスを許可すると、アカウント設定に関する説明が記載されたメールがスタッフに送信されます。スタッフが閲覧できるのは、アクセスを許可された要素のみです。
対応機種のUSBバーコードスキャナーをパソコンに接続し、お会計画面でバーコードスキャナーのアイコンをクリックすると、商品をカートに簡単に追加できます。
ご注意:現時点では、ブラウザ決済でBluetoothバーコードスキャナーはご利用いただけません。
ブラウザ決済で顧客情報を保存する
Squareの顧客リストおよび保存済みカード情報機能は、Square データでお客さまの情報を保存して再来店時のお会計に使用するのに役立ちます。
ブラウザ決済で支払いを受け付けると、お客さまの名前と支払いカード情報を顧客リストのプロフィールに保存して今後の支払いに利用できるオプションが表示されます。顧客リストからお客さまのカード情報を安全にファイルに保管することも可能です。