運転代行サービスにカード決済導入をしたほうがいい理由とは

お酒を飲んで車が運転できない、でも家に車で帰らないといけない。そんなときに便利なのが運転代行サービスです。外でお酒を飲む人にとって役に立つサービスです。

警察庁が発表しているデータによると運転代行業者の数は、2002年で4,148だったものが、2015年では、8,866と倍以上に増えています。同業他社の数が多くなれば、それだけ顧客獲得が難しくなっていきます。今回はそんな顧客獲得の際のヒントになる情報を紹介します。

参考:平成28年警察白書 統計資料

キャッシュレス決済推進の動き

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近年、日本においてはクレジットカードをはじめとする、現金を使わない決済(キャッシュレス決済)の取り扱い件数が増加しています。

経済産業省が2017年に発表したデータによると、日本のキャッシュレス決済の割合は2008年の時点で、民間の消費支出における割合が11.9%、決済額としては約35兆円程度だったものが、2016年の時点では、民間の消費支出における割合が20.0%、決済額は約60兆円にまで上昇しています。

数字を見ると、高い成長率を示しているように感じるかもしれません。しかし、これだけ数字が伸びていても、キャッシュレス決済比率の割合を他の国と比べると、2015年時点で日本が18%なのに対して、韓国は54%、中国は55%、アメリカは41%とその割合には大きな差があります。

世界と比べるとまだまだキャッシュレス決済が浸透していない状況ですが、逆にいえば伸びしろは大いに残っているということになります。

ちなみに、運転代行業に近い業種であるタクシー業界では、キャッシュレス決済への対応比率は2012年で51%となっています。このことをふまえると、キャッシュレス決済を導入することによって、他社との差別化ができ、新たな顧客獲得につなげていくことが期待できます。

参考:キャッシュレスの現状と推進(経済産業省)

運転代行サービスにカード決済を導入するメリット

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日本においては、キャッシュレス決済が増加している一方で、市場としてまだまだ伸びしろはある状態だとお伝えしました。

では、キャッシュレス決済を導入するメリットには何があるのでしょうか。運転代行サービスがキャッシュレス決済、なかでも主要な決済方法であるクレジットカード決済を導入する際のメリットについて紹介します。

顧客数の増加の可能性
まず、考えられるのが顧客数の増加です。先述の通り、日本におけるキャッシュレス決済は増加しており、そのうちクレジットカードによる決済は数あるキャッシュレス決済のなかでも高い割合を占めています。

また、JCBが発表した「クレジットカードに関する総合調査」によると、日本における20代以上の男女のクレジットカードの保有率は約85%となっています。

クレジットカードを持っている人は少なくないため、運転代行を利用する人のなかには手持ちの現金はないけど、クレジットカードなら持っているというお客様もいる可能性があります。そういったお客様は現金を下ろさずに済むカード決済に対応している業者を選ぶことが多くなるのではないでしょうか。

さらに、クレジットカードであれば、多少距離が遠くて料金が高くなる場合でも支払いができるため、お客様の単価が高くなる可能性もあります。現金だと手持ちの金額によって利用するかどうかが決まってしまいますが、クレジットカードであれば、手持ちの金額に選択が左右されずに利用できます。

現金決済を好む人もいますが、一方で所持する現金を最低限におさえ、カード決済をメインにしている人も少なくありません。そういった人はカード決済に対応している業者が選択肢となります。

また、カードによってはポイントシステムがあり、利用するだけでポイントを貯められるものもあります。ポイントを貯めるために、意識的にカードを使う人もいます。

このように、カード決済の導入はお客様にとって選択の幅を広げることにつながり、結果として顧客数増加につながる可能性があるのです。

参考:クレジットカードに関する総合調査 2017年度版 調査結果レポート(株式会社ジェーシービー)

会計時間の短縮も可能
クレジットカードによる決済は、会計時間の短縮も期待できます。

カード決済の場合、決済端末でカードを読み込めば完了です。必要に応じてサインを求めることもありますが、それほど時間がかかるわけではありません。

お客様にとっては、小銭を探す必要がありませんし、事業者にとってもお釣りを用意しなくていいので、結果的に会計にかかる時間を短くできます。わずかな時間かもしれませんが、ストレスを感じてしまうお客様もなかには存在します。

お金の管理が楽になる
クレジットカードによる決済は、キャッシュレスなので現金管理の手間がかかりません。売り上げは決済時に自動的に記録されるため、計算間違いが起こることもありませんし、売上金をなくす心配もありません。

もちろん、クレジットカードと併用する形で現金決済を行うことになるため、お金の管理が全くなくなるわけではありませんが、それでも管理する金額は減るため、多少は楽になるのではないでしょうか。

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カード決済を導入する懸念点

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メリットがある一方で、導入にあたっての懸念点もあります。導入後に「こんなはずじゃなかった」とならないためにもここで確認しておきましょう。

操作に慣れる必要がある
クレジットカードの決済は決済専用の端末を利用することになります。そのため、端末の操作方法を覚えて慣れる必要があります。

スムーズにいけば会計時間の短縮が期待できるクレジットカード決済ですが、操作に手間取ってしまうと、逆に時間がかかってしまう恐れがあります。そうなればお客様の満足度が低くなり、次回以降は別の業者を利用するなんてことにもなりかねません。

もし、クレジットカード決済を導入するのであれば、一人ひとりの従業員に対して操作方法をしっかりと教育する必要があります。

手数料の存在
クレジットカード決済を利用する場合、決済を導入している事業者(運転代行業者)はカード会社や決済代行会社に対して手数料を支払わなければいけません。お客様にこの手数料を請求することは禁止されています。

売り上げの一部を手数料として支払わなければいけないことにデメリットに感じるかもしれません。

クレジットカード決済導入に伴う費用をおさえるには

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前述の通り、クレジットカード決済には事業者側に手数料負担が発生します。また、決済端末自体も高額です。手数料や端末にかかる費用を理由に、導入をためらう事業者もいるかもしれません。しかし、今回紹介したように、クレジットカード決済にはメリットもあるのも事実です。

Squareでは二つの決済端末を提供しています。一つはタブレット端末(もしくはスマートフォン)とBluetoothでつないで利用するIC カードリーダー(Square リーダー)です。もう一つはキャッシュレス決済機能・POSレジ機能・レシートプリンターを兼ね備えたオールインワン決済端末(Square ターミナル)です。すでにタブレットがある場合は前者が、タブレットの購入も検討している場合は後者の方がお得となります。どちらもクレジットカード・QRコード電子マネーでの決済を受け付けることができる端末です。

無料アカウントを作成のうえ、決済端末を手に入れるだけで(※)キャッシュレス決済に対応することができます。Square リーダーを利用する場合は、お手持ちのスマートフォンに無料アプリ、Square POSレジをダウンロードしておく必要があります。

※キャッシュレス決済を受け付けるには審査に通過する必要があります。

初期費用は決済端末の購入代金のみ、固定費はかからず、決済手数料を差し引いた売上額が最短翌営業日に振り込まれます。

操作方法についても、普段からスマートフォンやタブレットを触っている人にとって決して難しいものではないと考えられます。Square ターミナルを利用の場合はBluetooth接続の必要もなく、電源をつければ使い始められるため、「機器操作は得意ではない……」という人でも短期間で使いこなせるようになるでしょう。

今回は、運転代行サービスでクレジットカード決済を導入する際のメリットや懸念点、そしておすすめの決済サービスについて紹介しました。運転代行業者数の増加という背景を考えると、事業者としての特徴を打ち出して差別化をはかっていかなければならない状況です。ぜひ、その手段の一つとしてクレジットカード決済を検討してみてはいかがでしょうか。


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執筆は2018年8月22日時点の情報を参照しています。2022年9月15日に記事の一部情報を更新しました。当ウェブサイトからリンクした外部のウェブサイトの内容については、Squareは責任を負いません。
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