カウンターでQRコードを使いお客さまを識別する
Square POSレジ、Square 予約POSレジ、Square リテールPOSレジ、Square レストランPOSレジでQRコードやバーコードを使用してお客さま(顧客情報)を売上に追加すると、お会計のスピードアップが期待できるほか、人為的なミスも減らすことができます。スキャンによりお客さまを識別したら、プロフィール(注文履歴、ロイヤルティポイント、詳細設定など)を参照することで、お客さま一人ひとりに合った接客サービスを提供できます。またこの機能を使って、グループディスカウントの自動適用なども行えます。QRコードやバーコードのスキャンには、Android/iOS端末上のバーコードスキャナーまたはiOS端末内蔵のカメラをご利用いただけます。
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さまざまな場面でのQRコード/バーコードのスキャン機能の使用例をご紹介します。
- スキー場:あるスキー場では、顧客グループのディスカウントを使用して、シーズンパス所有のお客さまのディスカウントを自動適用しています。POSレジでお客さまのパスをスキャンすると、顧客情報が売上に追加され10%のディスカウントが自動的に適用されます。
- ワイナリー:あるワイナリーでは、集客力とお客さまのリピート率向上をめざして、ワインの会員クラブをはじめました。ワインクラブの会員に、バーコード付きの会員カードを配布し、それをスキャンすると会員が売上に追加されるようにしました。お会計への追加後、ワイナリーのスタッフはお客さまのワインの好みを確認でき、対象の会員は、POSレジで事前に設定された、20%オフのワインクラブ会員用ディスカウントを受けることができます。
QRコードやバーコードをスキャンする機能を利用する前に、まずは以下の内容が完了していることをご確認ください。
- 顧客リストの顧客情報にリファレンスIDを追加すること。リファレンスIDの追加は、インポート機能または顧客APIを利用することも、Square データ・POSレジアプリから手動で行うことも可能です。
- リファレンスIDからバーコードまたはQRコード(印刷物またはデジタル)を生成し、お客さまに配布すること。
- Square POSレジ搭載の決済端末でこの機能を有効にするには、POSレジから [設定] > [お会計] > [顧客管理] の順に選択します。[デバイスのカメラを使用して顧客をスキャンする] をオンに切り替えてから、ご希望に応じて [お会計中に [顧客情報を追加] ボタンを表示する] や [お会計後に [顧客情報を追加] ボタンを表示する] をオンにします。
- Square レストランPOSレジを搭載した端末では、QRコードやバーコードのスキャン機能は自動でオンになります。この機能を利用するに先立って、iOS/Android端末のバージョンが最新版であることをご確認ください。Square レジスターやSquare ターミナルは、電源をオンにしてコンセントに差し込まれたままの状態にしていれば、夜間に自動的にアップデートされます。
- コードの読み取りには、画面上のQRコードのスキャンに対応できるバーコードスキャナー(例:Honeywell Xenon 1900)をお使いください。ご注意:実際のお会計での利用に先立って、お持ちのスキャナーで画面をスキャンできるかお試しください。
リファレンスIDを入力する
Square 顧客リストのプロフィールには、「リファレンスID」フィールドがあります。ここにお客さまの英数字によるカスタム/外部識別番号(メンバーシッププログラムのメンバーID、他社システムの顧客IDなど)を保存できます。お客さまを検索して売上に追加する際は、この「リファレンスID」フィールドに識別番号を入力してください。既存のお客さまの場合、一括インポート、手入力、またはAPIを利用して、このフィールドに識別番号を入力できます。
リファレンスIDを新規顧客に追加するには、インポートしたCSVにフィールドを含めて、その列を [リファレンスID] フィールドにマッピングします。
- Square データから、[顧客] > [顧客] の順に進みます。
- [顧客をインポート] または [顧客をエクスポート] を選択します。
データアップロード画面に進み、CSVファイルを追加してからファイル内のフィールドをマッピングします。少なくとも氏名、電話番号、メールアドレスのフィールドをリファレンスIDと共にマッピングしてください。さらに詳しくは、オンラインで顧客情報をインポートするをご覧ください。
リファレンスIDを既存の顧客に追加する場合は、まず顧客リストをエクスポートします。エクスポートしたファイルを開き、各顧客にリファレンスIDを追加します。完了したら、このファイルを顧客リストに再度インポートして、上記と同じ手順を行います。
特定の顧客情報に編集を行う必要がある場合や、少人数の顧客を対象に検索機能をテストしたい場合に備えて、顧客プロフィールからリファレンスIDを手入力で追加することができます。顧客のリファレンスIDを対応するプロフィールに追加するには、以下の手順を行います。
- Square データから、[顧客] > [顧客] の順にアクセスします。
- 任意のお客さまを選択します。
- 「個人情報」で [編集] を選択して、必要に応じてリファレンスIDを変更します。
- 完了したら、[保存] を選択します。
注意:リファレンスIDフィールドが表示されない場合は、[顧客] > [設定] > [プロフィールを設定] の順に選択して、リファレンスIDフィールドの表示/非表示を切り替えます。
注意:以下の手順を行うには、高度な知識と技術が必要になります。
「顧客情報の更新(update customer)」エンドポイントを利用して、顧客リストを確認し、各顧客にリファレンスIDを追加することができます。この方法を使用すると、既存の顧客リストをSquare アカウント上の「顧客リスト」機能と同期することができます。さらに詳しくは、開発者向けヘルプセンターの「顧客情報の更新(update customer)」エンドポイントをご覧ください。
コードを生成する
POSレジの顧客検索バーからスキャンする
Square POSレジの顧客検索バーには、スキャンアイコンが埋め込まれています。
Square レストランPOSレジで顧客IDをスキャンする
Square レストランPOSレジでは、バーコードスキャナーでQRコードを直接スキャンして、お客さまの情報を売上に追加できます。 スキャンが完了すると、カートにお客さまの名前が表示され、POSレジに通知が表示されます。
ご注意:Square レストランPOSレジでは、個人のモバイル端末(iPhonesおよびAndroidスマートフォン)で顧客IDをスキャンする機能や、スキャンアイコンを無効にする機能は、ご利用になれません。
顧客グループにディスカウントを適用する
顧客グループを対象にディスカウント機能を利用すると、任意のグループにディスカウントを適用できます。売上にそのグループのお客さまが追加されると、ディスカウントがカートに自動的に追加されます。
たとえば、「常連のお客さま」というグループに20%オフのディスカウントを割り当てたと想定します。 お客さまAのプロフィールが「常連のお客さま」グループに追加された場合、お客さまAの名前が売上に追加されるたびに、カート内の商品は20%オフになります。
お客さまをグループディスカウントに追加するには、手動でお客さまを対象グループに追加するか、顧客リストに入力されている顧客データ(メルマガ購読、Square オンラインビジネスなど)に基づいてグループをPOSレジで自動生成します。このグループは「スマートグループ」と呼ばれています。QRコードやバーコードをスキャンすると、グループディスカウントが売上に自動適用されるため、お客さまを確認したり、売上に追加したりする手作業が不要になります。
操作は以下の手順で行います。
お客さまがQRコードまたはバーコード(リファレンスIDの情報を読み取り可能)を提示します、
お会計中にQRコードまたはバーコードをスキャンします。
お客さまの情報がカートに自動的に追加されます。
お客さまが属する顧客グループに関連するディスカウントが、カートに自動的に追加されます。
グループディスカウントは、メルマガ購読者に10%オフのディスカウントを提供する、またはメンバーのお客さまに限りディスカウントを提供するなどのように活用できます。顧客グループ対象のディスカウントについて、詳しくはディスカウントを作成・管理するをご覧ください。